今回の放送テーマは「生命保険」。
マイホームに次ぐ「人生で2番目に高い買い物」と言われる生命保険について、税理士法人アクシアの曽根隆寛先生と一緒に、その基本的な考え方や見直しのポイントを掘り下げました。
番組冒頭では、長崎真友子さんが「人生の節目として、そろそろ大きな買い物を考えるようになってきた」と話題を振り、曽根先生が「意外と知られていないけれど、生命保険は家に次いで大きな支出」と解説。そこから、「保険の加入率は約8割にも達するが、内容をよく理解せずに契約している人が多い」という現実が明らかになりました。
■番組のポイント
生命保険は“人生で2番目に高い買い物”
マイホームに次ぐ高額商品でありながら、内容をしっかり理解せずに加入している人が少なくありません。毎月の保険料を40年単位で積み上げると、数千万円に及ぶケースも。
加入していても「内容を知らない」人が多数
「どんなときに保険金が下りるのか」「いくらもらえるのか」「何歳まで保障されるのか」を把握していない人が大半。曽根先生は「これでは満足度の低い買い物になってしまう」と警鐘を鳴らしました。
保険は“自分だけ知っていても意味がない”
契約者本人が亡くなった場合や入院時など、当人が請求できない場面こそ保険が必要になります。そのため、家族に内容を共有しておくことが不可欠。顧問税理士など第三者に把握してもらう方法も有効です。
必要保障額は“逆算”で考える
「子どもが大学を卒業するまで生活費はいくら必要か」「老後の生活費はどのくらいか」といったライフプランを基準に逆算。保障額は右肩下がりになるため、定期的な見直しが大切だと強調しました。
見直しは数年に一度が目安
必要保障額は年齢や家族の成長とともに変化するため、3〜4年に一度は契約内容を点検することが望ましいとのこと。特に若いうちに土台となる保険に加入すると、保険料を安く抑えられるメリットも紹介されました。
■まとめ
生命保険は「もしものとき」だけでなく、老後の生活資金や医療・介護といった場面にも関わる、大きな資産の一つ。
「よくわからないまま加入する」のではなく、 “どんなリスクに備えるのか”を明確にし、家族と共有しながら定期的に見直すことが大切 です。