当サイトはFM FUJIの運営によるものではなく、番組に出演・協力する税理士法人アクシアが管理しています。

FM FUJIに関する情報は 公式サイト をご確認ください。

放送は【毎週日曜日 朝6:45〜 FM FUJI】
Spotify でも聴取可能です。

Spotify で聴く

#019 年収の壁、110万円の壁、130万円の壁、160万円の壁

ラジオ
ラジオ

年収の壁、103万円から160万円に!でも本当にそれだけ?実は4つの壁があった。110万円、130万円、160万円…住民税、社会保険、所得税、それぞれの壁の正体とは。働き控えは損?手取りが減るって本当?

女子アナメンバーと年収の壁の話題

前回ふるさと納税の話をして、長崎さんは早速チェック。女子アナのメンバーたちにも「ふるさと納税やろうね」と呼びかけた。

その時に話題になったのが「年収の壁」「社会保険の壁」。時期も時期だし、確定申告もあるので「私しっかり勉強したい」。

給与収入と給与所得の違い

年収の壁を理解する前に、まず基本を。

  • 給与収入:額面給与の総額
  • 給与所得:給与収入からいろんな控除を引いた後の額

一般の方だとこの違いが分からない。「全然わかんないです」と長崎さん。

年収の壁って言った時の「年収」は給与収入の総額のこと。

壁って何?

このラインよりも多く働いちゃうと、税金が発生しちゃう、社会保険が発生しちゃう、という一定のライン。それぞれのラインのことを「何々の壁」と呼んでいる。

103万円が160万円になった?

よく皆さんの耳に入ってきてたのは「103万円」。これが160万円になる、というのが今回の改正。

今までは所得税払わなくていい年収の壁が103万円だったのが160万円になる。「いっぱい働いても税金払わなくてよくなったのね」。

月々で計算すると、103万円だと10万円未満。160万円だと10万円ちょっと稼げる。「女性からするとかなり大きい」と長崎さん。

でもそれだけじゃ終わらない

所得税の話だけじゃない。日常的に発生するものは、住民税、社会保険もある。「この場合どうなの」というところ。

実は4つの壁がある

  1. 住民税関係の壁
  2. 所得税関係の壁
  3. 扶養控除・配偶者控除関連の壁
  4. 社会保険の壁

「壁だらけじゃないか」と長崎さん。

覚えておきたい3つの金額

  1. 110万円:住民税もかからない、所得税もかからない、社会保険もかからない
    • ただし!働いている職場の従業員数が51人を超えていると、106万円以上で社会保険加入義務が発生
    • 「その職場によるっていうの全然ノーマークでした」
  2. 130万円:社会保険の壁
    • 一定の要件を満たし、130万円以上の年収があるとパートタイムでも社会保険加入義務
  3. 160万円:所得税の壁

つまり

  • 住民税の壁:110万円
  • 社会保険の壁:130万円(または106万円)
  • 所得税の壁:160万円

103万円の壁は実は106万円にしか変わってない

「多分あまり多くの方知らないですよね」と長崎さん。

前の制度の103万円の壁も、実は住民税はちょっと払ってた(99万円以上)。だから完全に並列ではないけれど…

従業員51人以上がポイント

小さい会社で働いている方は110万円まで住民税が発生しない。

でも従業員51人以上の会社だと、106万円以上で社会保険加入義務が発生する可能性がある。

160万円を超えて働いたら損?

「損するというニュアンスが、手取りが減ってしまうという感覚」。

ただし社会保険に入ると:

  • 健康保険と厚生年金に入れる
  • 将来の年金への手当になる
  • 傷病手当金、出産手当金がもらえる

「一概に全部が全部損ということではなく、ある意味では手取り額が減るケースもある」という程度。

最低賃金が上がると働ける時間が減る問題

最低賃金が4%上がる→時給も4%上がる→上限を130万円に設定すると、働ける時間数は4%減る。

年収を中心に働いてしまうと、職場に迷惑がかかるケースも。

最低賃金の全国平均を1,500円まで上げようという話もあるので、「それに合わせた制度になんとか政府は変えてくれないかな」と曽根先生。

こんな方におすすめ

  • 年収の壁について正しく理解したい方
  • 103万円が160万円になった意味を知りたい方
  • 社会保険の壁について知りたい方
  • 働き控えすべきか悩んでいる方
  • パートタイムで働いている方