「相続=お金持ちの話」ではない⁉
相続税って本当に私たちにも関係あるの?「うちはお金持ちじゃないから関係ない」と思っている方こそ要注意。実は相続税と相続は違うんです。誰に、何を相談すればいいのか分からない方のための基本のキ。
「ソネっち」「ソネさん」呼び方問題から始まる第2回
長崎さんが「固い感じがするのであだ名で呼んでもいいですか?」と提案。「ソネっち」「ソネちゃん」を経て、結局「ソネさん」に落ち着きました。こんな和やかな雰囲気からスタートする今回のテーマは、相続の基本中の基本。
「相続税は関係ないけど、相続は関係ある」の真実
長崎さんも「お金持ちの方がやるもので、まだまだ先の話」と思っていたという相続。曽根先生が指摘したのは「相続税は関係ないかもしれないけど、相続として考えるとみんな関係ある」という視点。この違い、分かりますか?
誰に相談すればいいの?弁護士?税理士?
「そもそも誰に相続って聞けばいいのか」という長崎さんの素朴な疑問。揉め事なら弁護士、不動産の名義変更なら司法書士、遺言書作成なら行政書士…それぞれの専門職がいる中で、曽根先生曰く「窓口としては税理士に話が来るケースが多い」とのこと。
相談してみると「相続税全然かかりませんよ」というケースもすごくたくさんあるそうです。
相続税、最高税率はなんと55%!?
段階税率なので全額に55%かかるわけではないけれど、最高税率は55%。しかも昭和の時代には75%だった時期も!「よかったその時代に生きてなくて」と長崎さん。
でも本当に驚きなのは、平成27年の税制改正で基礎控除が5,000万円から3,000万円に縮小されたこと。申告が必要なご家庭が一気に増えた背景がここにあります。
相続の流れ:10ヶ月以内が勝負
人が亡くなると、死亡届の提出から始まり、10ヶ月以内に相続税の申告と納税をするルールに。その間に何をするかというと…
- 3ヶ月以内:相続放棄するかどうかの判断
- 四十九日を過ぎてから本格的に取り掛かるのが一般的
- でも「悲しんでる間もなく着々とやらなきゃいけない」のが現実
特例を知らないと損をする!?
「うちはそんなに財産ないから相続税関係ないわ」という思い込みが一番危険。特例を使えば税金がゼロになるケースもあるのに、特例を利用する場合には申告書の提出が必要なんです。
つまり「税金払わなくてよかったのに、申告しなかったから税金が発生した」というケースもあるそう。
事前準備が最強の相続対策
曽根先生が繰り返し強調するのは「亡くなってからよりも亡くなる前に相談してください」ということ。同居しておけば特例が使えた、現金じゃなくて生命保険の形だったら税金がかからなかった…事前に知っているかどうかで大きく変わります。
「専門家としての相談の幅が狭くなる」と曽根先生。準備段階の長崎さんはラッキーだそうですよ!
こんな方におすすめ
- 「うちは関係ない」と思っている方
- 相談したいけど誰に聞けばいいか分からない方
- 相続税と相続の違いが分からない方
- 10ヶ月以内に何をすればいいか知りたい方
- 特例制度について詳しく知りたい方

