＃20　年末調整と確定申告、どう違う?

アナウンサー仲間とランチで確定申告の話題!年末調整と確定申告、どう違う?生命保険料控除証明書を出し忘れたら?5年遡れる還付申告、子どもがバイトしすぎて扶養控除ミス、転職で源泉徴収票が間に合わない…よくあるトラブルと対処法。

「話題は確定申告の話題で持ちきりで」と長崎さん。改めて説明するときに「おぼろげにしか説明できてない」ことが分かって、きちんと学びたい。

長崎さん「確定申告は何十年してるんで分かる。3月15日ぐらいまでに税務署に届け出る。年末調整は会社がしてくれる」。

大きくは合ってる!ただし3月15日が土曜・日曜の場合は翌営業日なので3月17日になることも。

ざっくり言うと

毎月の給与明細に「源泉所得税」という欄がある。給与から所得税が天引きされる仕組み。

これは正確な数字ではなく、概算。「この給与だったらこの源泉所得税ですよ」っていう表がある。「そんなアバウト」と長崎さん。

だから差額が出る。ある人は生命保険料控除があったり、配偶者控除があったり…その人その人によって差がある。

それを調整して、その人に合った所得税額に精算処理をするのが年末調整。

例:医療費控除は確定申告じゃないと税金の精算作業ができない。

「ひどい言い方すれば申告しなくてもいい。ただせっかく返ってくるはずの税金が返ってこないからもったいない」。

生命保険会社から10月前後に送られてくる「生命保険料控除証明書」。これを出し忘れると、年末調整の時に生命保険料控除が使えない。その分の所得税を多く払わなきゃいけない。

対処法:

5年遡れる制度

「3年も5年も前からそうだった」というケースもあり得る。出し忘れてた、紛失してた…「もったいないことした何年も」という方は、今の制度上は5年間遡れる。

2025年12月31日までに還付申告をすれば、2020年〜2024年までの5年分は還付申告ができる。

「これ知らない人も結構いるんじゃないでしょうか」と長崎さん。

年末ぐらいに子どもが「いっぱい稼いじゃったわ。180万円です」。もう出しちゃったんだけど?

これが結構複雑。会社さんによって取り扱いが違うケースもある。

流れ:

バレないんじゃない?という誤解

例:私は東京に住んでるけど、息子は山梨県に住んでて山梨県でバイト。息子が山梨県の税務署に年末調整の資料を提出すると、絶対にバレる。

「バレないんじゃないっていうのは大きな誤解」「正直にやってください」。

前の職場で何月から何月まで働いて退職、転職した先で12月31日を迎えた場合。

ポイント2つ:

間に合わない場合:

ワンストップ特例制度でふるさと納税制度を利用した源泉徴収票が発行される。その源泉徴収票と医療費の領収書で医療費控除の確定申告をすればいい。

もう確定申告することが分かっているなら、あえてワンストップ特例制度を申請しない、という選択肢も。

次回は確定申告についてもうちょっと詳しく!

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